能力を高めるには「気づき、多面的な見方、仕事に取り組む心構えなどの人間力」と「知識・技術」が必要です。
少年野球を指導するときも、まずはあいさつができるようになること、人の話を聞くときは相手の目を見て聞くこと、道具を大切にすること、きちんと整理整頓して道具を置くこと、そしてチームメイトを大切にすることを何度も何度も伝えていきます。翌週末に会うと、先週できたのにまた忘れてしまってできなくなってしまうんです。
何度も繰り返しているうちに高学年になり、野球に取り組む心構えができるようになった子供は突然、表情も態度もそしてやる気も変わり、それにつれて、投げる技術、打つ技術が一気に向上します。
これを社会人に当てはめると、人間力の向上のためには何度も何度も伝えていく、そういう機会に触れて気づくことが必要になります。
大人は何度も言われなくても、もう資質ができあがっていると思うのは間違いです。なぜなら、子供も大人も人間は本来、無意識で生活していると、どうしても楽な方楽な方へと流されてしまいます。
昨日と同じ生活、昨日と同じ仕事をすることは、すでにできていることだから無理がなくて楽なんです。
富山の薬売りの「七楽の教え」という言葉があります。
「楽すれば楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽楽」
楽しようと思って、楽すると、結果として楽は出来ない。反対に、楽しようとせず、楽しんで努力して物事に取り組むほうがはるかに楽で、そちらの方が良い結果をもたらし、素晴らしい人生になるという意味だそうです。
できないことにチャレンジしたり、夢を実現するために努力したりするということは、「常に意識して」生活しているということです。
ついつい楽な方を選択してしまう私たちに多くの気づきを与えてくれる内容の研修は絶対に必要だと思うのです。
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